英国「EU離脱」:勢いを増す欧州の「極右勢力」

執筆者:渡邊啓貴 2016年6月27日
エリア: ヨーロッパ
6月25日、エリゼ宮(フランス大統領官邸)でオランド大統領(左)、ヴァルス首相らと会談するルペン氏(右)(C)AFP=時事

 昨年来ヨーロッパだけでなく、世界の注目を集めてきた英国のEU(欧州連合)離脱をめぐる国民投票は、離脱派が勝利した。反EU派UKIP(イギリス独立党)のファラージ党首は、「独立した英国に夜明けが訪れた」と意気軒高ぶりを示した。今春以後の世論調査では、離脱派と残留派が拮抗したまま推移したが、今月16日、残留派のジョー・コックス議員が離脱派と思われる人物に殺害された事件が起こっても、残留派への投票は伸びなかった。

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執筆者プロフィール
渡邊啓貴 帝京大学法学部教授。東京外国語大学名誉教授。1954年生れ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程・パリ第一大学大学院博士課程修了、パリ高等研究大学院・リヨン高等師範大学校・ボルドー政治学院客員教授、シグール研究センター(ジョージ・ワシントン大学)客員教授、外交専門誌『外交』・仏語誌『Cahiers du Japon』編集委員長、在仏日本大使館広報文化担当公使(2008-10)を経て現在に至る。著書に『ミッテラン時代のフランス』(芦書房)、『フランス現代史』(中公新書)、『ポスト帝国』(駿河台出版社)、『米欧同盟の協調と対立』『ヨーロッパ国際関係史』(ともに有斐閣)『シャルル・ドゴ-ル』(慶應義塾大学出版会)『フランス文化外交戦略に学ぶ』(大修館書店)『現代フランス 「栄光の時代」の終焉 欧州への活路』(岩波書店)など。最新刊に『アメリカとヨーロッパ-揺れる同盟の80年』(中公新書)がある。
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