「現職オバマ大統領」が大統領選に深く関与する理由

執筆者:足立正彦 2016年9月30日
エリア: 北米
7月27日の民主党大会で会場の声援に応えるオバマ大統領(左)とクリントン候補 (C)AFP=時事

 ドナルド・トランプ共和党候補とヒラリー・クリントン民主党候補との第1回大統領候補討論会が9月26日にニューヨーク州ヘンプステッドのホフストラ大学で行われた。沈着冷静であったクリントン氏は具体的政策についても豊富な政治経験と見識に基づき自らの議論を展開し、トランプ氏に対しても的確な反論を展開するなど、「優勢」を維持したまま第1回討論会を終えた。大統領選挙の本選挙キャンペーンは11月8日の投票日まで残りわずか40日余りとなった。ホワイトハウスを目指す両候補にとり、これからが正念場となる。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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