またも勝利! 14歳棋士「藤井四段」驚異の17連勝快進撃の「軍事史的」分析

執筆者:村上政俊 2017年5月12日
タグ: 日本
エリア: アジア
史上最年少のプロデビュー戦で現役最年長の加藤一二三・九段を破った藤井四段。ここから破竹の快進撃が始まった (c)時事

 

 弱冠14歳の将棋界の超新星・藤井聡太四段の快進撃が止まらない。昨年12月のプロデビュー以来、負け知らずの16連勝。また非公式戦ではあるが、将棋界の第一人者で「中学生棋士」としての先輩でもある羽生善治王位(3冠、46)をも破り、知名度も一躍全国区となった。

 そして17連勝目をかけた12日午前10時からの対局。七大タイトル戦の1つ「王将戦」第67期1次予選で、奨励会時代の指導係(幹事)だった西川和宏六段(31)相手にまったく隙を見せず、87手で下し、また1つ連勝記録を伸ばした。

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執筆者プロフィール
村上政俊(むらかみまさとし) 1983年7月7日、大阪市生まれ。現在、同志社大学嘱託講師、同大学南シナ海研究センター嘱託研究員、皇學館大学非常勤講師、桜美林大学客員研究員を務める。東京大学法学部政治コース卒業。2008年4月外務省入省。第三国際情報官室、在中国大使館外交官補(北京大学国際関係学院留学)、在英国大使館外交官補(ロンドン大学LSE留学)勤務で、中国情勢分析や日中韓首脳会議に携わる。12年12月~14年11月衆議院議員。中央大学大学院客員教授を経て現職。著書に『最後は孤立して自壊する中国 2017年習近平の中国 』(石平氏との共著、ワック)。
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