「米国牽制」で日本にすり寄ってきた「王毅外相」訪日

外交部長(外相)就任から5年、国務委員に選出されて足場が盤石となった王毅氏(C)AFP=時事
王毅国務委員兼外交部長(外相)が4月15~17日、日本を訪問した。河野太郎外務大臣と日中外相会談を開いたほか、安倍晋三首相への表敬、第4回日中ハイレベル経済対話への出席が実現した。
王外相は、2016年8月に日中韓外相会議のために東京を訪れているが、国際会議への出席ではない2国間外交での訪問は、2013年3月の外交部長就任後、実に初めてであった。日本通として知られる王外相が、これまで日本訪問を避け続けてきた理由は何だったのか。そして、今になって日本の地を踏んだ背景には何があるのだろうか。

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