
(C)AFP=時事
1836年に第2次アメリカ合衆国銀行の定款更新が拒否されると、連邦政府は銀行に関する規制から手を引いた。権限は各州に委ねられ、さまざまな銀行業務の自由化が行われた。
なかでも重要なのは、銀行券を発行する自由だ。この時からおよそ30年の間、アメリカでは誰でも銀行券を発行できた。 銀行はもちろん、鉄道会社や商店、そして教会や個人までもが発行できた。この時代は、「フリーバンキングの時代」と呼ばれる。
紙幣の発行者は、「ワイルドキャットバンク」(ヤマネコ銀行)と呼ばれた。これについての詳しい説明が、Gerald P. Dwyer Jr.、Wildcat Banking, Banking Panics, and Free Banking in the United States にある。

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