風の向こう側 (6)

「突如退任」マスターズ舞台「オーガスタ」会長「30年の万感」

執筆者:舩越園子 2017年9月1日
タグ: 日本
エリア: 北米 アジア
初出場でローアマに輝き、ペイン会長からシルバーカップを授与された松山(C)EPA=時事

 

「ゴルフの祭典」と呼ばれるマスターズは、毎年4月に開催されるシーズン最初のメジャー大会。全米オープンなど他のメジャー大会は開催コースが毎年、変わるのに対し、マスターズだけは常に同じ舞台で開催される。

 その舞台とは、世界でも屈指のエクスクルーシブなプライベートクラブとして知られるジョージア州の「オーガスタ・ナショナルGC」。世界中のゴルファーが憧れるその名門クラブの指揮を執ってきたビリー・ペイン会長が、8月23日に突然、辞意を表明した。

カテゴリ: スポーツ カルチャー
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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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