
(C)AFP=時事
これまで述べてきたように、アメリカには恒久的な機関としての中央銀行はなかった。
独立戦争後の1791年に財務長官アレグザンダー・ハミルトンによって合衆国銀行が設立されたが、永続できなかった。1816年に第2次合衆国銀行が設立されたが、36年に閉鎖された。
その後は、1864年に制定された国法銀行法によって、国法銀行が独自の紙幣を発行していた。
当時の代表的な国法銀行として、ファースト・ナショナル・バンクとナショナル・シティ・バンクがあった。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン