マネーの魔術史 (30)

アメリカでも中央銀行が必要だ

執筆者:野口悠紀雄 2017年12月21日
タグ: アメリカ
エリア: 北米
(C)AFP=時事

 

 これまで述べてきたように、アメリカには恒久的な機関としての中央銀行はなかった。

 独立戦争後の1791年に財務長官アレグザンダー・ハミルトンによって合衆国銀行が設立されたが、永続できなかった。1816年に第2次合衆国銀行が設立されたが、36年に閉鎖された。

 その後は、1864年に制定された国法銀行法によって、国法銀行が独自の紙幣を発行していた。

 当時の代表的な国法銀行として、ファースト・ナショナル・バンクとナショナル・シティ・バンクがあった。

カテゴリ: 経済・ビジネス 政治
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執筆者プロフィール
野口悠紀雄(のぐちゆきお) 1940年東京生まれ。東京大学工学部卒業後、大蔵省入省。1972年エール大学Ph.D.(経済学博士号)取得。一橋大学教授、東京大学教授などを経て、現在、早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論。1992年に『バブルの経済学』(日本経済新聞社)で吉野作造賞。ミリオンセラーとなった『「超」整理法』(中公新書)ほか『戦後日本経済史』(新潮社)、『数字は武器になる』(同)、『ブロックチェーン革命』(日本経済新聞社)、『マネーの魔術史』(新潮選書)、『AI時代の「超」発想法』(PHPビジネス新書)など著書多数。公式ホームページ『野口悠紀雄Online』【http://www.noguchi.co.jp
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