風の向こう側 (20)

いよいよ開幕「マスターズ」ドラマの主役をつくる「13番」

執筆者:舩越園子 2018年4月5日
カテゴリ: スポーツ
アーメンコーナー。12番のグリーンの右奥に13番のティがある。今年はここで誰の、どんなドラマが見られるか(筆者撮影、以下同)

 

「マスターズ」(4月5日~8日)開幕を目前に控えた今、昨年大会のサンデーアフタヌーンのドラマを思い出していた。

 優勝争いの真っ只中。首位のジャスティン・ローズと2打差だったセルジオ・ガルシアが窮地に陥ったのは、13番だった。ティショットが木に当たり、フェアウェイ左サイドのブッシュの中へ。イーグルやバーディーが狙えるこのパー5で喫した痛恨のミス。多くの人々がガルシアの敗北を予感した。

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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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