対ロシア制裁「参加」「不参加」欧州それぞれの苦しい事情

執筆者:花田吉隆 2018年4月6日
エリア: ヨーロッパ ロシア
ロシア外交官追放について微妙な立場のメルケル独首相と(中)と、親露でも断行したハンガリーのオルバン首相(左)(C)AFP=時事

 

(承前) 今回、イギリスはうまく立ち回った。そう簡単には一枚岩にまとまらないEU(欧州連合)諸国をよく「反ロシア」でまとめ上げた。イギリス外交の勝利と言っていい。

 ただ、今回EUがまとまった裏には、積もり積もったEUの反ロシア感情がある。ロシアはこれまで繰り返しサイバー攻撃や選挙介入をEUに仕掛けてきたのであり、今回の暗殺未遂事件はその延長に他ならない。今回のような暗殺未遂は今後も起こりうるだろうし、何より、ロシアが執拗に行う情報操作は民主主義の根幹を揺るがしかねない。

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執筆者プロフィール
花田吉隆 元防衛大学校教授。1977年東京大学法学部卒業。同年外務省入省。在スイス大使館公使、在フランクフルト総領事、在東ティモール特命全権大使、防衛大学校教授などを歴任。
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