岩瀬昇のエネルギー通信 (29)

アラブ貧国「バーレーン」が「史上最大のシェール発見」をぶち上げた思惑

執筆者:岩瀬昇 2018年4月6日
エリア: 中東
「大風呂敷」にならねばよいのだが……(バーレーンの首都マナーマ市街)

 

「バーレーンで同国史上最大の石油を発見」とのニュースが4月2日(月)に流れたとき、そもそも「誰が」発見したのかが報道されていないのが不思議だった。また、関係したとされる技術評価会社「DeGolyer & MacNaughton」が「水曜日に詳細評価結果を発表する」とのことだったので、これは待つしかないな、と筆者のFacebookでコメントしておいた。

 その後、同社のHPをチェックしているが、関連発表はない。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇(いわせのぼる) 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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