「6.12米朝首脳会談」直前最新分析(中)消えた「最大限の圧力」

6月1日、ホワイトハウスでの会談を終えた金英哲党統一戦線部長(左)とトランプ大統領 (C)EPA=時事

 

 米国はこれまで、「完全で検証可能で不可逆的な核廃棄」(CVID)を要求してきた。一方の北朝鮮は、一方的に核廃棄を行って裸の状態になれば、自分たちもリビアやイラクのような状況に陥るのではないかという不安を抱いている。北朝鮮は、米国が本当に体制の保証をするのかを疑っており、求めているのは「完全で検証可能で不可逆的な体制保証」(Complete Verifiable,Irreversible Guarantee=CVIG)だ。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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