検証「米朝首脳会談」(5・了)非核化「時期不詳」費用「日韓」という現実

執筆者:平井久志 2018年6月19日
昨年9月、安倍首相は国連総会で「必要なのは対話ではなく圧力」と演説したが……(C)EPA=時事

 

 ドナルド・トランプ米大統領は、米朝首脳会談後の会見で「完全非核化は技術的に長い時間がかかる。ある程度の時間、待たないといけない。ただ着手すれば使えなくなり、終わったようなものだ。すぐ始まると信じている」と、非核化には時間がかかるという認識を示した。

北朝鮮「段階的、同時的措置で合意」

 さらに北朝鮮の制裁解除については、「制裁は、核兵器の脅威がなくなれば解除する。制裁は大きな役割を果たした。早期の解除を望むが、今はまだ維持する」と語り、制裁を維持しながら、核兵器の脅威がなくなれば解除するとした。北朝鮮の非核化が完全に終了した後に解除するという姿勢よりはやや柔軟な姿勢を示したと言える。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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