岩瀬昇のエネルギー通信
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ロシア・ガスパイプライン巡る「ドイツ」「ウクライナ」それぞれの「お家の事情」
筆者が入社して数年たったころ、「動機は不純でもいい。海外に出張するネタを探しだして、ともかく行って来い」という上司がいた。半世紀近く前のことで、商社でも多くの若手社員を海外に「慣れさせる」ことが重要だった時代だ。ニューヨーク勤務帰りのこの上司は、若手が視野を広げ、発想を豊かにする一方策としても、海外出張を奨励していたようだ。
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