![](/mwimgs/b/8/1300mw/img_b84e08d0495f23163ef5f3621df715891813346.jpg)
7月24日、最低賃金引き上げの目安について議論する中央最低賃金審議会 (C)時事
今年も「最低賃金」の大幅な引き上げが固まった。厚生労働省の中央最低賃金審議会が2018年度の最低賃金の「目安」を7月24日に決定。これを受けて各都道府県の審議会が、地域別の最低賃金を正式に決めた。全国平均で時給を26円引き上げ874円とし、東京都は27円引き上げて985円になる。10月をめどに改定後の最低賃金が適用される。
「1000円」が目標
安倍晋三内閣は最低賃金の中期的な目標として「1000円」を掲げてきた。2016年6月に閣議決定した「ニッポン一億総活躍プラン」では、最低賃金の「年3%程度の引き上げ」を盛り込んだが、それ以降、全国平均の引き上げ率は3年連続で3%を超えた。このままのペースが続けば、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前に、東京と神奈川の最低賃金が1000円を超えるのは確実な情勢になった。
![](/common/images/v1/common/key_black.png)
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン