中国「歴史京劇」人気に重なる習近平体制「反対運動」の予兆

執筆者:樋泉克夫 2018年9月27日
エリア: 中国・台湾
『手鏡』の主人公の王士禎(演者は李濱。筆者提供)

 

 最近の京劇界では、相変わらず新編歴史劇の創作が続いているようだ。それというのも今年初めに『陳廷敬』(2018年4月3日「いまだに『京劇』で宣伝教育する『習近平一強体制』の時代感覚」参照)が話題になったのに続き、山東省の淄博(しはく)市京劇院が創作した『手鏡』が7月5日に淄博劇院で初演されるや、爆発的な人気を博したと報じられ、中国政府文化部文化芸術人材中心が主管する『中国京劇』も特集を組むなど、全国展開の動きを見せようとしているからである。

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執筆者プロフィール
樋泉克夫 愛知県立大学名誉教授。1947年生れ。香港中文大学新亜研究所、中央大学大学院博士課程を経て、外務省専門調査員として在タイ日本大使館勤務(83―85年、88―92年)。98年から愛知県立大学教授を務め、2011年から2017年4月まで愛知大学教授。『「死体」が語る中国文化』(新潮選書)のほか、華僑・華人論、京劇史に関する著書・論文多数。
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