「極右」大統領誕生「ブラジル」の行方

執筆者:遅野井茂雄 2018年11月6日
エリア: 中南米
ブラジル大統領選に勝利したボルソナロ氏だが、その行く手は……(C)AFP=時事

 

 10月28日に行われたブラジル大統領選挙決選投票で、過激な言動で物議を醸し「ブラジルのトランプ」と呼ばれた極右のジャイル・ボルソナロ候補が、事前調査の予測通り、10%の差をつけて左派「労働党」(PT)のフェルナンド・アダジ候補を下し勝利した。

 中南米の「メガ選挙年」の最後を飾ったブラジルの大統領選挙は、既存の政治や政党に対する有権者の拒絶によって政治地図が激変したメキシコなどでの政変に通底するものを含んでおり、ブラジルの内政外交に転換をもたらすことが予想される。

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執筆者プロフィール
遅野井茂雄 筑波大学名誉教授。1952年松本市生れ。東京外国語大学卒。筑波大学大学院修士課程修了後、アジア経済研究所入所。ペルー問題研究所客員研究員、在ペルー日本国大使館1等書記官、アジア経済研究所主任調査研究員、南山大学教授を経て、2003年より筑波大学大学院教授、人文社会系長、2018年4月より現職。専門はラテンアメリカ政治・国際関係。主著に『試練のフジモリ大統領―現代ペルー危機をどう捉えるか』(日本放送出版協会、共著)、『現代ペルーとフジモリ政権 (アジアを見る眼)』(アジア経済研究所)、『ラテンアメリカ世界を生きる』(新評論、共著)、『21世紀ラテンアメリカの左派政権:虚像と実像』(アジア経済研究所、編著)、『現代アンデス諸国の政治変動』(明石書店、共著)など。
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