【特別対談】白戸圭一×篠田英朗:「アフリカ」から見える「日本」「世界」のいま(3)

執筆者:白戸圭一
執筆者:篠田英朗
2018年11月13日
2017年5月、南スーダン国連PKOから帰国し、青森駐屯地で家族らの出迎えを受ける陸上自衛隊員。以後、PKOの「主戦場」アフリカに派遣する話はない (C)時事

 

篠田英朗:関連した話をもう少しすると、10年ほど前になりますか、TICADⅣ(第4回アフリカ開発会議)の時です。

白戸圭一:TICADIVが開かれたのは2008年、福田康夫首相の時ですね。

外務省内でも認知度の低い対アフリカ支援

篠田:そもそも、アフリカのピースキーピングのキャパシティーを高める、アフリカ自身の平和構築能力を高めるという国際的なコンセンサスがあり、米国も、欧州諸国も、国連もそれに沿って活動しています。

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執筆者プロフィール
白戸圭一 立命館大学国際関係学部教授。1970年生れ。立命館大学大学院国際関係研究科修士課程修了。毎日新聞社の外信部、政治部、ヨハネスブルク支局、北米総局(ワシントン)などで勤務した後、三井物産戦略研究所を経て2018年4月より現職。著書に『ルポ 資源大陸アフリカ』(東洋経済新報社、日本ジャーナリスト会議賞受賞)、『日本人のためのアフリカ入門』(ちくま新書)、『ボコ・ハラム イスラーム国を超えた「史上最悪」のテロ組織』(新潮社)など。京都大学アフリカ地域研究資料センター特任教授、三井物産戦略研究所客員研究員を兼任。
執筆者プロフィール
篠田英朗 東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。1968年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、同大学大学院政治学研究科修士課程、ロンドン大学(LSE)国際関係学部博士課程修了。国際関係学博士(Ph.D.)。国際政治学、平和構築論が専門。学生時代より難民救援活動に従事し、クルド難民(イラン)、ソマリア難民(ジブチ)への緊急援助のための短期ボランティアとして派遣された経験を持つ。日本政府から派遣されて、国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)で投票所責任者として勤務。ロンドン大学およびキール大学非常勤講師、広島大学平和科学研究センター助手、助教授、准教授を経て、2013年から現職。2007年より外務省委託「平和構築人材育成事業」/「平和構築・開発におけるグローバル人材育成事業」を、実施団体責任者として指揮。著書に『平和構築と法の支配』(創文社、大佛次郎論壇賞受賞)、『「国家主権」という思想』(勁草書房、サントリー学芸賞受賞)、『集団的自衛権の思想史―憲法九条と日米安保』(風行社、読売・吉野作造賞受賞)、『平和構築入門』、『ほんとうの憲法』(いずれもちくま新書)など多数。
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