11月14日、テリーザ・メイ英首相は、イギリスのEU(欧州連合)離脱(BREXIT)の合意案を閣僚会議で承認した。これは世界に驚きと歓迎をもって伝えられた。BREXITに関する技術的な合意を実現したことが明らかとなったからである。ただし、合意案に反対したドミニク・ラーブEU離脱担当相、エスター・マクベイ労働・年金相らが相次いで辞任。さらに政府・与党の要職ポストにある人物らも続けて辞任するなど、政権に揺らぎが起きている。場合によっては、12月に予定される英議会で承認をはかる前にメイ首相の不信任案が提出されるのではとの観測もあり、本人も「自分が辞任しても事態は好転しない」と反論に躍起である。
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