ヨーロピアン・ラプソディ
ヨーロピアン・ラプソディ(16)

スペイン「カタルーニャ独立問題」に未だ影を落とす「独裁者フランコ」

執筆者:大野ゆり子 2018年11月28日
エリア: ヨーロッパ
「カタルーニャ人よ、フランコが戻ってきた」と書かれた看板を掲げる独立派住民(筆者提供、以下同)
 

 「そういえばカタルーニャって、最近ニュースで聞かないけど、その後どうなったの?」――バルセロナから帰国すると、決まって日本の友人に聞かれる質問だ。昨秋はカタルーニャの独立問題が世界中の注目を集め、それまで国際的には無名だったカルレス・プチデモン前カタルーニャ州首相の顔が、毎日お茶の間に登場したのに、最近は続報がめっきり少なくなっている。

「奇妙な凪」の時期

 「スペインからの独立を問う住民投票」を、カタルーニャ州政府が強行したのは2017年10月1日。それから1カ月間、カタルーニャ情勢は、ちょっと目を離すと何が起こるか筋がわからなくなる、「ジェットコースタードラマ」のような、先の読めない展開になった。

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執筆者プロフィール
大野ゆり子 エッセイスト。上智大学卒業。独カールスルーエ大学で修士号取得(美術史、ドイツ現代史)。読売新聞記者、新潮社編集者として「フォーサイト」創刊に立ち会ったのち、指揮者大野和士氏と結婚。クロアチア、イタリア、ドイツ、ベルギー、フランスの各国で生活し、現在、ブリュッセルとバルセロナに拠点を置く。
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