![](/mwimgs/f/1/700mw/img_f13a663adda589ce2dbb24bcfc0fb51a1015509.jpg)
若き日の藤原義江。撮影年は不詳だが、撮影者は、第2次世界大戦時、米日系人収容所で隠し持っていたレンズでカメラを作り、密かに収容所で暮らす日系人を撮影していたことで知られる写真家の宮武東洋(下関市の「藤原義江記念館」提供)
64
小学校には通わせてもらえず、母の菊と北新地で生活をする義江だが、この生活も長くは続かなかった。
ある時、梅田駅近くで畳屋をしている菊の兄の松之助がやってきた。菊となにやら話をして、義江はその晩から松之助の家に引きとられることになった。
![](/common/images/v1/common/key_black.png)
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン