マクロン大統領「テレビ演説」は国民に通じたか

黄色いベストを着たまま食い入るようにマクロン大統領の発言に聞き入る市民ら(C)AFP=時事

 

 12月10日夜、エマニュエル・マクロン大統領は前週末に予告したとおり、テレビで国民に向けた演説を行った。12月1日の抗議デモが暴徒化した直後から沈黙を守っていたマクロン大統領の、1週間ぶりの発言だった。

 先週末(12月8日)のフランス全国規模の4回目の反政府抗議デモ(黄色いベスト運動)は、当局の治安部隊強化にもかかわらず、依然として勢力を保っていた(11月17日:参加者28万2000人、死者1人、負傷者409人、73人拘束。11月24日:参加者16万6000人、負傷者84人、307人拘束。12月1日:参加者13万6000人、負傷者263人、630人拘束。12月8日:参加者12万5000人、負傷者118人、1220人拘束)。

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執筆者プロフィール
渡邊啓貴 東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。1954年生れ。パリ第一大学大学院博士課程修了、パリ高等研究大学院・リヨン高等師範大学校客員教授、シグール研究センター(ジョージ・ワシントン大学)客員研究員、在仏日本大使館広報文化担当公使(2008-10)を経て現在に至る。著書に『ミッテラン時代のフランス』(芦書房)、『フランス現代史』(中公新書)、『ポスト帝国』(駿河台出版社)、『米欧同盟の協調と対立』『ヨーロッパ国際関係史』(ともに有斐閣)『シャルル・ドゴ-ル』(慶應義塾大学出版会)『フランス文化外交戦略に学ぶ』(大修館書店)『現代フランス 「栄光の時代」の終焉 欧州への活路』(岩波書店)など。最新刊に『アメリカとヨーロッパ-揺れる同盟の80年』(中公新書)がある。
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