
黄色いベストを着たまま食い入るようにマクロン大統領の発言に聞き入る市民ら(C)AFP=時事
12月10日夜、エマニュエル・マクロン大統領は前週末に予告したとおり、テレビで国民に向けた演説を行った。12月1日の抗議デモが暴徒化した直後から沈黙を守っていたマクロン大統領の、1週間ぶりの発言だった。
先週末(12月8日)のフランス全国規模の4回目の反政府抗議デモ(黄色いベスト運動)は、当局の治安部隊強化にもかかわらず、依然として勢力を保っていた(11月17日:参加者28万2000人、死者1人、負傷者409人、73人拘束。11月24日:参加者16万6000人、負傷者84人、307人拘束。12月1日:参加者13万6000人、負傷者263人、630人拘束。12月8日:参加者12万5000人、負傷者118人、1220人拘束)。

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