
ワシントンでの協議で、第2回米朝首脳会談の「扉」を開くことができるか(写真は昨年7月の平壌での協議。左・ポンペオ国務長官、右・金英哲統一戦線部長)(C)AFP=時事
今回の会談結果については中朝それぞれが報道したが、重点の置き方や映像の選択に違いが見られた。
中国側が発表した映像では、習近平総書記(中国国家主席)が話すときに金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がメモを取るシーンが何回も報じられたが、北朝鮮側にはそうした映像はなく、むしろ金党委員長の話に習総書記がうなずき、耳を傾けるようなシーンが報じられた。中国側の報道は、明らかに兄貴格の中国が弟格の北朝鮮に教えを授ける、というニュアンスが込められているように見えた。

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