日立製作所が英国で進めている原子力発電所の建設計画を凍結した。日本の原子炉メーカーでは三菱重工業が2018年、トルコでの建設を断念しており、東芝を含めた日本メーカーによる新規の原発案件は事実上ゼロになる。3社は「新車を作らない自動車メーカー」のような状況に陥り、事業の継続は難しい。一方、国内54基の原発を廃炉するには半世紀以上の時間と数百兆円のコストがかかると見られるが「廃炉の担い手がいない」という大問題が発生する。
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