「緊張」そして「幕引き」フランス・イタリア関係の「いま」と「これから」

複雑化する伊仏間の対立。「不安の種」はイタリア・ポピュリスト連立政権にある。左からサルヴィーニ伊内相兼副首相、マクロン仏大統領、ディ・マイオ伊副首相 (C)AFP=時事
世界中で人心が揺らいでいる。
ヨーロッパでは、フランス・イタリア関係がますます複雑になってきた。仏伊間の摩擦は、2月7日にはクリスチャン・マセ駐伊仏大使が本国に召還されるまでにエスカレートした。マセ大使は2011年から14年にかけて駐日大使を務めた日本にも深い縁のある外交官だ。幸い、15日には同大使は帰任したが、仏伊関係は依然として波乱含みだ。

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