「緊張」そして「幕引き」フランス・イタリア関係の「いま」と「これから」

執筆者:渡邊啓貴 2019年2月22日
タグ: マクロン
エリア: ヨーロッパ
複雑化する伊仏間の対立。「不安の種」はイタリア・ポピュリスト連立政権にある。左からサルヴィーニ伊内相兼副首相、マクロン仏大統領、ディ・マイオ伊副首相 (C)AFP=時事

 

 世界中で人心が揺らいでいる。

 ヨーロッパでは、フランス・イタリア関係がますます複雑になってきた。仏伊間の摩擦は、2月7日にはクリスチャン・マセ駐伊仏大使が本国に召還されるまでにエスカレートした。マセ大使は2011年から14年にかけて駐日大使を務めた日本にも深い縁のある外交官だ。幸い、15日には同大使は帰任したが、仏伊関係は依然として波乱含みだ。

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執筆者プロフィール
渡邊啓貴 帝京大学法学部教授。東京外国語大学名誉教授。1954年生れ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程・パリ第一大学大学院博士課程修了、パリ高等研究大学院・リヨン高等師範大学校・ボルドー政治学院客員教授、シグール研究センター(ジョージ・ワシントン大学)客員教授、外交専門誌『外交』・仏語誌『Cahiers du Japon』編集委員長、在仏日本大使館広報文化担当公使(2008-10)を経て現在に至る。著書に『ミッテラン時代のフランス』(芦書房)、『フランス現代史』(中公新書)、『ポスト帝国』(駿河台出版社)、『米欧同盟の協調と対立』『ヨーロッパ国際関係史』(ともに有斐閣)『シャルル・ドゴ-ル』(慶應義塾大学出版会)『フランス文化外交戦略に学ぶ』(大修館書店)『現代フランス 「栄光の時代」の終焉 欧州への活路』(岩波書店)など。最新刊に『アメリカとヨーロッパ-揺れる同盟の80年』(中公新書)がある。
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