「2020年全国党大会」を「中西部ミルウォーキー」に選定した民主党の「狙い」

執筆者:足立正彦 2019年3月26日
エリア: 北米
2008年、オバマ大統領が誕生することになる民主党全国党大会で演説するミッシェル夫人。民主党はあの時の熱狂的支持を取り戻せるか(C)flickr user Ava Lowery

 

【ワシントン発】 民主党全国委員会(DNC)のトム・ペレス委員長は、2020年の同党の全国党大会の開催地について、最後まで検討対象に残っていたテキサス州ヒューストン、フロリダ州マイアミ、ウィスコンシン州ミルウォーキーの3都市の中からミルウォーキーを選定したことを、3月11日に発表した。

 2020年には56年振りに東京で夏季オリンピック・パラリンピック大会が開催されることになっているが、東京五輪開催直前の2020年7月13日から16日までの4日間の日程で、ミルウォーキーを本拠地としている全米プロバスケットボール協会(NBA)の「ミルウォーキー・バックス」の最新アリーナである「フィザーブ・フォーラム」で民主党全国党大会は開催されることが決まった。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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