「混沌」ブレグジット(上) 再燃する北アイルランド問題
最も恐れていたことが起こった。
イギリス領北アイルランド2番目の都市ロンドンデリーにおいて、4月19日、29歳の女性ジャーナリスト、ライラ・マッキーさんが暴徒と警官の衝突の取材中に銃弾に倒れ、殺害された。「非主流派リパブリカン(ナショナリスト過激派)」の警察当局への攻撃の最中のことだった。日本ではあまり報じられていないが、暴動はすでにこの1月から激化していた。容疑者は「新IRA」(民族主義過激派武装組織IRAの分派)の一味とみられている。
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