「台湾総統選」出馬! テリー・ゴウの「大衆熱狂術」

執筆者:大西康之 2019年4月25日
エリア: アジア

4月17日、台湾総統選に出馬する意向を示したテリー・ゴウだが、その日の午前中は報道陣を引き連れて台湾の慈恵宮を訪れている。これも彼なりのパフォーマンスか…… (C)EPA=時事

 

 鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が2020年1月に実施予定の台湾総統選挙に、最大野党・国民党からの出馬を表明した。世新大学(台北市)が19日までに実施した世論調査では、現職の蔡英文総統に20ポイント強の大差を付けて首位に立っている。郭氏にとってシャープ買収はゴールではなく、野望への第一歩だった。 

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執筆者プロフィール
大西康之(おおにしやすゆき) 経済ジャーナリスト、1965年生まれ。1988年日本経済新聞に入社し、産業部で企業取材を担当。98年、欧州総局(ロンドン)。日本経済新聞編集委員、日経ビジネス編集委員を経て2016年に独立。著書に『GAFAMvs.中国Big4 デジタルキングダムを制するのは誰か?』(文藝春秋)、『起業の天才! 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』(東洋経済新報社)、『東芝解体 電機メーカーが消える日』 (講談社現代新書)、『稲盛和夫最後の闘い~JAL再生に賭けた経営者人生』(日本経済新聞社)、『ロケット・ササキ ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正』(新潮文庫) 、『流山がすごい』(新潮新書)などがある。
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