ヨーロピアン・ラプソディ
ヨーロピアン・ラプソディ (19)

スペイン極右政党「VOX」大躍進のキーワードは「普通」

執筆者:大野ゆり子 2019年5月28日
エリア: ヨーロッパ
スペインの極右政党「VOX(ボックス)」のアバスカル党首。海外メディアには「スペインのトランプ」と報じられるが、派手さはなく、朴訥とした印象を漂わせる人物だという (C)AFP=時事

 

 まさかスペインまで――。4月末のスペイン総選挙では、ペドロ・サンチェス首相の社会労働党(PSOE)が第1党となった一方で、極右政党VOX(ボックス)が大躍進を遂げ、国会(350議席)で24議席を獲得したニュースはヨーロッパの知識人に衝撃をもたらした。

 1975年にフランシスコ・フランコ総統が82歳で病死し、独裁政権が終焉、1979年に現行憲法下で初の総選挙が行われ、民主政権がスペインに誕生してから40年。極右政党が国会に議席を持ったのは初めてのことである。

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執筆者プロフィール
大野ゆり子 エッセイスト。上智大学卒業。独カールスルーエ大学で修士号取得(美術史、ドイツ現代史)。読売新聞記者、新潮社編集者として「フォーサイト」創刊に立ち会ったのち、指揮者大野和士氏と結婚。クロアチア、イタリア、ドイツ、ベルギー、フランスの各国で生活し、現在、ブリュッセルとバルセロナに拠点を置く。
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