意表突いた「習近平訪朝」は吉か凶か
中朝両国は6月17日夜、習近平中国共産党総書記(国家主席)が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の招きで6月20、21の両日、北朝鮮を訪問すると発表した。シンガポールで昨年6月12日に行われた第1回米朝首脳会談から1年が経過したが、ハノイで2月末に行われた第2回米朝首脳会談が決裂、米朝交渉は先が見通せない膠着状況だ。そうした微妙な状況の中で、特に、大阪で今月28、29の両日開かれる20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)で予定されている米中首脳会談を目前にしたこの時期に、習近平総書記の訪朝が発表されたのは、意表を突くものであると同時に、強いインパクトを与えた。
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