日本人・天才フットボーラー、久保建英(18)が世界有数の強豪チーム、スペインのレアル・マドリードに移籍する。年俸200万ユーロ(約2億4000万円)。「日本が生んだ若き才能が世界で評価された」とメディアは囃し立てるが、久保を育てたのは日本ではなく、レアルの永遠のライバルで、あのリオネル・メッシを育てたFCバルセロナ(バルサ)の下部組織「カンテラ」だ。久保だけでなく、世界で活躍する日本人アスリートの多くが海外で育成されている事実は、いみじくも「育成」が苦手な日本社会の弱点を露呈させている。
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