久保「レアル移籍」が象徴「日本スポーツ界」育成の「お粗末」

執筆者:大西康之 2019年6月20日
エリア: ヨーロッパ アジア
200万ユーロという破格の年俸でスペインのレアル・マドリードに移籍する久保建英。彼を育てたのは…… (C)EPA=時事

 

 日本人・天才フットボーラー、久保建英(18)が世界有数の強豪チーム、スペインのレアル・マドリードに移籍する。年俸200万ユーロ(約2億4000万円)。「日本が生んだ若き才能が世界で評価された」とメディアは囃し立てるが、久保を育てたのは日本ではなく、レアルの永遠のライバルで、あのリオネル・メッシを育てたFCバルセロナ(バルサ)の下部組織「カンテラ」だ。久保だけでなく、世界で活躍する日本人アスリートの多くが海外で育成されている事実は、いみじくも「育成」が苦手な日本社会の弱点を露呈させている。

カテゴリ: スポーツ 社会
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執筆者プロフィール
大西康之 経済ジャーナリスト、1965年生まれ。1988年日本経済新聞に入社し、産業部で企業取材を担当。98年、欧州総局(ロンドン)。日本経済新聞編集委員、日経ビジネス編集委員を経て2016年に独立。著書に「稲盛和夫最後の闘い~JAL再生に賭けた経営者人生」(日本経済新聞)、「会社が消えた日~三洋電機10万人のそれから」(日経BP)、「東芝解体 電機メーカーが消える日」 (講談社現代新書)、「東芝 原子力敗戦」(文藝春秋)、「ロケット・ササキ ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正」(新潮文庫) がある。
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