ヨーロピアン・ラプソディ
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欧州から注目「バルセロナ市長選」候補者らの「権謀術数」
スペインでは市長に選出されると、約65センチの細長い棒を授与される儀式が行われる。スペイン語で「市長」をalcaldeというが、これはアラビア語の「قاضي, al qādī」(審判者)に語源がある。イスラム支配下の中世スペインでは、土地を巡って争いが起きるたびに、「審判者」がこの棒を使って調停を行ったという。メートル法がない時代、好き勝手な計測で不正がまかり通らないよう、この「棒」は絶対的な判断基準として権威を誇った。その慣習が現代にも受け継がれ、「審判者の棒」は、権威と公正さの象徴として市長任命の儀式に欠かせないものになっている。
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