参院選直前【特別対談】森功×大西康之:「官邸官僚」が支配する「安倍一強」の功罪を問う(上)

執筆者:森功
執筆者:大西康之
「一強」の弊害が大きくなっているのだが(C)時事

 

 いよいよ参議院選挙も大詰めを迎え、7月21日の投開票日が迫っている。

 直前の国会で噴出した老後資金「2000万円不足」問題から波及した年金問題やアベノミクスの成否、今秋に迫った消費税10%への増税問題、そして憲法改正など、争点として与野党ともにさまざま連呼している。

 が、街頭での各党党首、候補者らの絶叫はどこか虚しい響きに聞こえるほど、各種世論調査での「与党優勢」に揺るぎはなさそうだ。

 であればこそ、このままいけば憲政史上最長を迎える安倍晋三政権という「安倍一強」を生み出した根源とも言われる「官邸支配」政治、わけても官僚出身者の首相秘書官、首相補佐官、官房副長官ら「官邸官僚」たちによる「官邸政治」の功罪に、いまこそ焦点を当てるべきでは――。

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執筆者プロフィール
森功 1961(昭和36)年、福岡県生まれ。ノンフィクション作家。岡山大卒。「週刊新潮」編集部などを経て独立。2008年、2009年に「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」を連続受賞。2018年『悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞を受賞。『黒い看護婦』『ヤメ検』『同和と銀行』『大阪府警暴力団担当刑事』『総理の影』『日本の暗黒事件』『高倉健』『地面師』など著作多数。最新刊は『官邸官僚』。
執筆者プロフィール
大西康之 経済ジャーナリスト、1965年生まれ。1988年日本経済新聞に入社し、産業部で企業取材を担当。98年、欧州総局(ロンドン)。日本経済新聞編集委員、日経ビジネス編集委員を経て2016年に独立。著書に「稲盛和夫最後の闘い~JAL再生に賭けた経営者人生」(日本経済新聞)、「会社が消えた日~三洋電機10万人のそれから」(日経BP)、「東芝解体 電機メーカーが消える日」 (講談社現代新書)、「東芝 原子力敗戦」(文藝春秋)、「ロケット・ササキ ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正」(新潮文庫) がある。
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