地政学の進化:「抑止力」を乗り越えられるのか(2)

執筆者:柳澤協二 2019年7月27日
エリア: 北米 日本
1960年1月、新安保条約に調印する岸信介首相(安倍首相の祖父、前列右から2人目)とアイゼンハワー大統領(同3人目)。まさに冷戦真っ只中だった (C)時事

 

 ここまでの話は、いわば大国同士で図式的に成り立つ、抑止の論理的な条件ということになります。

 では「拡大抑止」となるとどうなるのか。

 これは、日本のような小国が、パートナー国と同盟関係にあることによって、同盟の抑止力の恩恵を被ること、それが、拡大抑止です。もっともこれも、大国同士の抑止関係に結局は依存しているわけです。

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執筆者プロフィール
柳澤協二 国際地政学研究所理事長。1946年東京都生れ。70年東京大学法学部卒業後、防衛庁入庁。長官官房長、防衛研究所所長などを歴任。2004年4月から09年9月まで官房副長官補。
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