「劇薬ボルトン」解任で「変わること」と「変わらないこと」

執筆者:渡部恒雄 2019年9月19日
最後のツイートは解任翌日の9月11日、「昨夜辞任を申し出たが、大統領は”明日の朝話そう”と言った」という恨み節で終わっている
 

 9月10日、ドナルド・トランプ大統領はツイッターで、ジョン・ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を解任したことを発表した。トランプ大統領は「ボルトン補佐官の助言の多くに強く反対だった」として、外交・安全保障政策をめぐる意見の違いが原因だと発表した。

 さらに11日、「彼は北朝鮮の核問題をめぐりリビア方式を持ち出すという大きなミスを犯した」とも指摘した。リビア方式は、かつてリビアの独裁者カダフィー大佐に大量破壊兵器を放棄させたことを前例に、まず核兵器の放棄を実行させ、それに応じたあとに制裁の解除などの見返りを与える考え方だ。

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執筆者プロフィール
渡部恒雄 わたなべ・つねお 笹川平和財団上席研究員。1963年生まれ。東北大学歯学部卒業後、歯科医師を経て米ニュースクール大学で政治学修士課程修了。1996年より米戦略国際問題研究所(CSIS)客員研究員、2003年3月より同上級研究員として、日本の政治と政策、日米関係、アジアの安全保障の研究に携わる。2005年に帰国し、三井物産戦略研究所を経て2009年4月より東京財団政策研究ディレクター兼上席研究員。2016年10月に笹川平和財団に転じ、2017年10月より現職。著書に『大国の暴走』(共著)、『「今のアメリカ」がわかる本』など。
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