アベノミクスの効果とみられていた「3つの効果」にいずれも黄信号が灯ってきた。
3つとは、まず、大胆な金融緩和による円高修正で訪日外国人客が急増、インバウンド消費が盛り上がったこと。2つ目は、最低賃金の引き上げや「官製春闘」と言われながらの賃上げ要請で、大企業を中心に賃金上昇の兆しが出ていたこと。そして3つ目が、就業者数も雇用者数も過去最多という労働環境の改善である。
そのいずれもが、ここへきて急速に失速しているのだ。
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