
11月22日、GSOMIAの延長方針を発表する韓国大統領府の金有根国家安保室第1次長 (C)AFP=時事
韓国政府は11月22日午後6時、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の失効6時間前という段階で、協定継続を発表した。失効が不可避と思われていたGSOMIAが土壇場で首の皮一枚で生き残った。
日本も韓国も、GSOMIAを失効させて益がないことは自明だった。GSOMIAが失効すれば、日韓関係はさらに悪化し、日米韓の連携は揺らぎ、米国の反発により米韓同盟が大きな傷を負うことになる。その意味では、韓国政府が最後の段階で協定継続に踏みとどまったことは、ごく当然の結論であった。

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