1959年、ジャック・シラクは国立行政学院(ENA)を修了してアルジェリア農業総局長となり、アルジェリアに赴いた。
時あたかもアルジェリア独立紛争の渦中であったが、シラクは「フランスのアルジェリア(独立反対)」を支持した。後の大統領フランソワ・ミッテランは当時内相で、議会で猛烈なアルジェリア独立反対の論陣を張っていた。それは19世紀前半から「フランス領土」であったアルジェリアに対するフランス国民の一般的感情だった。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン