
12月22日、日中韓貿易相会合終了後、記者会見する梶山弘志経済産業相。米中貿易戦争、日韓関係などが、日本経済に「貿易量の激減」という深刻な影響をもたらしているが、今後、改善に向かうのだろうか (C)時事
米中貿易戦争や香港の混乱、冷え込んだ日韓関係などが、日本経済に大きな影を落とし始めた。貿易量が激減しているのである。
日本の経済構造は「貿易立国」の色彩は薄れてきているとはいえ、自動車や電子部品、機械など輸出の経済貢献度は大きい。一方で、国内消費の低迷によって、消費財の輸入も大幅に減少している。日本とアジアの間を中心にヒト・モノ・カネの「モノ」の動きが大きく鈍化し始めているのだ。

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