米中貿易戦争や香港の混乱、冷え込んだ日韓関係などが、日本経済に大きな影を落とし始めた。貿易量が激減しているのである。
日本の経済構造は「貿易立国」の色彩は薄れてきているとはいえ、自動車や電子部品、機械など輸出の経済貢献度は大きい。一方で、国内消費の低迷によって、消費財の輸入も大幅に減少している。日本とアジアの間を中心にヒト・モノ・カネの「モノ」の動きが大きく鈍化し始めているのだ。
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