プーチン年末会見で読み解くロシア「2020外交戦略」

執筆者:名越健郎 2019年12月26日
エリア: ヨーロッパ
ウラジーミル・プーチン大いに語る (C)EPA=時事

 

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は12月19日、年末恒例の内外記者会見を行い、4時間にわたって質問に答えた。サプライズはなかったが、ロシアの今後の内外政策を占う意味深長な発言が少なくなかった。大統領任期制限を厳格化する憲法改正に言及したり、社会活動やビジネスを行う2人の娘に関する質問に尻込みするシーンもみられた。ここでは、地域別に主要な発言を紹介しながら、2020年のロシアの外交戦略を探った。

 

中露軍事同盟を否定

 中露関係についてプーチン大統領は、

カテゴリ: 政治 軍事・防衛 社会
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執筆者プロフィール
名越健郎 1953年岡山県生れ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長を歴任。2011年、同社退社。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授。著書に『クレムリン秘密文書は語る―闇の日ソ関係史』(中公新書)、『独裁者たちへ!!―ひと口レジスタンス459』(講談社)、『ジョークで読む国際政治』(新潮新書)、『独裁者プーチン』(文春新書)、『北方領土はなぜ還ってこないのか』(海竜社)など。
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