「強欲な独裁者」ゴーンが付け入った「社長絶対」の日本型会社風土

執筆者:磯山友幸 2020年1月14日
エリア: アジア 中東
8日、逃亡先のレバノンで、スクリーンに資料を示しながら記者会見をするゴーン被告 (C)EPA=時事

 

 「私は強欲でも独裁者でもない」――。

 保釈中に国外に逃亡した日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告は、1月8日にレバノンの首都ベイルートで開いた記者会見で、繰り返しこう述べた。

 本当にゴーン被告の起訴容疑である有価証券報告書への「報酬の過少記載」や、会社のカネを私物化した「特別背任」は、当時のゴーン会長を追い落としたかった西川廣人社長(後に辞任)らの陰謀によるクーデター、でっち上げで、ゴーン被告は「無実」なのだろうか。

カテゴリ: 社会
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執筆者プロフィール
磯山友幸 1962年生れ。早稲田大学政治経済学部卒。87年日本経済新聞社に入社し、大阪証券部、東京証券部、「日経ビジネス」などで記者。その後、チューリヒ支局長、フランクフルト支局長、東京証券部次長、「日経ビジネス」副編集長、編集委員などを務める。現在はフリーの経済ジャーナリスト。著書に『2022年、「働き方」はこうなる』 (PHPビジネス新書)、『国際会計基準戦争 完結編』、『ブランド王国スイスの秘密』(以上、日経BP社)、共著に『株主の反乱』(日本経済新聞社)、『破天荒弁護士クボリ伝』(日経BP社)、編著書に『ビジネス弁護士大全』(日経BP社)、『「理」と「情」の狭間――大塚家具から考えるコーポレートガバナンス』(日経BP社)などがある。
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