
「ビスカラ大統領VS.議会」の構図は続く(C) AFP=時事
ペルーで1月26日、大統領の議会解散に伴う議会選挙が現行憲法下で初めて行われた。
マルティン・ビスカラ大統領による昨年9月30日の電撃的な議会解散は、「同一政権下で内閣不信任決議が2度可決された場合に議会を解散できる」とする憲法134条の規定に対し、解釈上の疑義を根底から挟むものであった。
しかし、汚職撲滅を掲げて世論を味方にした大統領の「賭け」にも等しいこの決断は、軍の支持を得て、混乱もなく選挙プロセスが進められてきた。

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