英「離脱」でEUの「短期的」影響「長期的」展望

執筆者:軍司泰史 2020年2月14日
タグ: ブレグジット
エリア: ヨーロッパ
1月31日、ブリュッセル(ベルギーの首都)にある欧州理事会本部ではスタッフが英国国旗を取り外していた (C)EPA=時事

 

 英国が1月31日、欧州連合(EU)を離脱した。2016年のEU離脱を問う国民投票から3年半余り。双方合意の上での離別ではあるが、ブレグジットの瞬間、ロンドンとEU本部のあるブリュッセルの光景は対照的だった。

 ブリュッセルでは、EU施設に掲げられた加盟国の旗の列から、英国旗が静かに引き下ろされた。

 一方の英国政府は、ロンドンで離脱へ向けたカウントダウンの祝賀を催し、記念硬貨も発行した。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
軍司泰史(ぐんじやすし) 1961年生まれ。1984年共同通信入社。1993~94年テヘラン、1995~99年、2008~12年パリ支局などを経て、共同通信編集・論説委員。2019年4月から青山学院大学非常勤講師。著書に『シラクのフランス』(岩波新書)、『スノーデンが語る「共謀罪」後の日本 大量監視社会に抗するために』(岩波ブックレット)、編著に『伝える訴える 「表現の自由」は今』(拓殖書房新社)、共訳書にイアン・ブルマ『廃墟の零年 1945』(白水社)がある。
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