油価上昇の「兆し」は「需要崩壊の底」なのか

米国の石油需要の落ち込みが底を打ったことを示す「EIA『石油週報』」のデータ
 

 ようやく石油需要崩壊の底が見えたようだ。 

 4月29日(水)、先物市場は大幅に上昇して終えた。

「NYMEX」(New York Mercantile)のWTI(West Texas Intermediate)原油は前日比2.72ドル/バレル上昇の15.06ドル、ICE(Intercontinental Exchange)のブレント原油は前日比2.08ドル上がって22.54ドルの終値だった。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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