石油「純輸入国」転落でトランプ「再選危うし」か

もう一度これをやりたいのだが……(就任時の宣誓式)(C)AFP=時事
 

 今年になって本欄に掲載された最初の弊稿は、『2020年の注目点、気になること【テーマ編】』の一部としての『米大統領選次第で世界的エネルギー危機』と題した小文だった(2020年1月2日)

「フラッキング」(水圧破砕)全面禁止を公約とする民主党左派候補が大統領に当選すると、シェールオイル、シェールガス、さらにはシェールガス随伴で生産されるNGL(Natural Gas Liquid=天然ガス液)の生産が阻害され、米国は昨年9月に達成した念願の「エネルギー自立(Energy Independence)」を維持できなくなるのみならず、世界中の石油価格は高騰することになる、という内容だった。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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