岩瀬昇のエネルギー通信
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石油「純輸入国」転落でトランプ「再選危うし」か

もう一度これをやりたいのだが……(就任時の宣誓式)(C)AFP=時事
今年になって本欄に掲載された最初の弊稿は、『2020年の注目点、気になること【テーマ編】』の一部としての『米大統領選次第で世界的エネルギー危機』と題した小文だった(2020年1月2日)。
「フラッキング」(水圧破砕)全面禁止を公約とする民主党左派候補が大統領に当選すると、シェールオイル、シェールガス、さらにはシェールガス随伴で生産されるNGL(Natural Gas Liquid=天然ガス液)の生産が阻害され、米国は昨年9月に達成した念願の「エネルギー自立(Energy Independence)」を維持できなくなるのみならず、世界中の石油価格は高騰することになる、という内容だった。

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