「サンベルト」でのトランプ大統領「苦戦」の意味

執筆者:足立正彦 2020年8月7日
エリア: 北米

あらゆる世論調査の支持率で劣勢だけに焦りがつのる大統領(C)AFP=時事

 

 2020年米国大統領選挙については、帰趨を決することになる「激戦州」として注目され続けてきた地域がある。それは、2016年大統領選挙でドナルド・トランプ候補(当時)がすべて勝利を収めた北東部から中西部にかけて広がるペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシン、オハイオ、アイオワといった「ラスト・ベルト」と呼ばれる各州である。

注目され続ける「ラスト・ベルト」

 1990年代に入ってから行われた6度の大統領選挙(1992年、1996年、2000年、2004年、2008年、2012年)で共和党候補が一度も勝利することができなかったペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシンの3州において、トランプ候補は前回2016年、共和党候補として初めて勝利を収めている。

カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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