「歴史的」と評された「欧州復興基金」合意の舞台裏総括

この両首脳の手を携えた粘り強い交渉が「歴史的」合意に繋がった(C)AFP=時事
 

「『歴史的』。今回、この形容詞は決して大袈裟ではない」――。

 7月22日の仏経済紙『レゼコー』の社説で、エチエンヌ・ルフェーブル記者はこう書いた。

 新型コロナウイルスの第2波、というよりも、まだ終わっていない流行が再燃してきたため陰が薄くなってしまったが、2020年7月21日は、歴史に刻まれる日になったといっても過言ではない。

 この日の未明に7500億ユーロ(約95兆円)の「欧州復興基金」の合意がなったのである。

カテゴリ: 政治 経済・ビジネス
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執筆者プロフィール
広岡裕児 1954年、川崎市生まれ。大阪外国語大学フランス語科卒。パリ第三大学(ソルボンヌ・ヌーベル)留学後、フランス在住。フリージャーナリストおよびシンクタンクの一員として、パリ郊外の自治体プロジェクトをはじめ、さまざまな業務・研究報告・通訳・翻訳に携わる。代表作に『エコノミストには絶対分からないEU危機』(文藝春秋社)、『皇族』(中央公論新社)、『EU騒乱―テロと右傾化の次に来るもの―』(新潮選書)ほか。
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