ジョージア総選挙「8年ごとの政権交代」ジンクスは繰り返されるか

執筆者:前田弘毅 2020年9月16日
カテゴリ: 政治
エリア: ヨーロッパ
首都トビリシの議会(筆者提供)

 

 新型コロナ禍で動きが鈍っているとは思われるが、ユーラシアの知られざる自然と文化豊かな国ジョージアに短期移住する日本の若者は少なくないようだ。

 たしかにジョージアは日本にはない魅力に溢れている。

 首都トビリシは、洋の東西が出会う古からの活気を取り戻しつつある。郊外に出れば、自然豊かな農村風景がひろがる。人びとはもてなし好きで陽気だ。食事もワインも美味しいし、美しい歌と踊りもダイナミックで魅力的である。何よりも時間の流れがゆったりとしている。

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執筆者プロフィール
前田弘毅(まえだひろき) 東京都立大学人文社会学部教授。プリンストン大学近東学部客研究員。1971年、東京生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒業、同大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、博士(文学)。大学院在籍中にグルジア科学アカデミー東洋学研究所に留学。北海道大学講師・客員准教授、大阪大学特任助教・招へい准教授、首都大学東京都市教養学部准教授などを経て、2018年より現職。著書に『多様性と可能性のコーカサス』(編著、北海道大学出版会)、『ユーラシア世界1』(共著、東京大学出版会)、『黒海の歴史』(監訳)『コーカサスを知るための60章』(編著)『イスラーム世界の奴隷軍人とその実像』(ともに明石書店)、『グルジア現代史』(東洋書店)など。ブログはこちら【https://www.hmaeda-tmu.com/】。
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