
アルメニアで行われた戦争犠牲者の追悼行進(C)EPA=時事
先日、「民族紛争、宗教対立、守られない停戦合意、周辺国の介入は?どこへ向かうのか?難民は?人びとの暮らしは?未承認国家とは?」という大きなお題をいただいて、2020年9月27日から始まった第2次ナゴルノ・カラバフ戦争について講演を行った。
本稿は筆者なりの回答であり、歴史的経緯をしっかりと把握すれば、「貧しい地域での民族間の宿命的な利権を巡る争い」といった印象論が全くの誤解であることは、分かっていただけると思う。

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