「トランプ再選戦略」としての「バレット次期連邦最高裁判事」指名承認問題

執筆者:足立正彦 2020年9月29日
エリア: 北米
指名を受け、ホワイトハウスでスピーチするバレット判事(トランプ大統領のツイッターより)
 

 9月18日、連邦最高裁判所のリベラル派判事であったルース・ベイダー・ギンズバーグ氏が87歳で逝去した。

 その逝去が未だ惜しまれつつある中、ドナルド・トランプ大統領はわずか8日後の9月26日、ホワイトハウスのローズガーデンで、空席となった後任の次期連邦最高裁判事に、シカゴにある第7巡回区連邦控訴裁判所のエイミー・コニー・バレット判事を指名する意向を正式に発表した。

前回の候補者リストにも

 ホワイトハウス奪還を目指す民主党大統領候補のジョー・バイデン前副大統領や、議会民主党を率いるナンシー・ペロシ下院議長(カリフォルニア州第12区選出)、チャック・シューマー上院院内総務(ニューヨーク州選出)ら野党・民主党の有力者らは、11月3日に投票が行われる大統領選挙で勝利した候補が次期連邦最高裁判事を指名すべきであると主張してきた。しかし、トランプ大統領はそうした訴えを押し切ってバレット判事を次期連邦最高裁判事に迅速に指名した。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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