インテリジェンス・ナウ
コロナワクチンの「サイバー窃取」情報に疑義:「イラク報道」と同様「中国の脅威」を過剰報道

執拗に中国を攻撃していたトランプ大統領だが、とうとう自身が新型コロナに感染 (C)AFP=時事
世界が注目する新型コロナウイルス感染症ワクチンの製造。「自国優先」をむき出しにした各国の開発競争が激化し、「ワクチン・ナショナリズム」が過熱する異例の状況になっている。
インテリジェンス面でも、米国、英国、カナダの研究所や製薬企業などを標的にした中露からのハッカー攻撃が続いている、と欧米メディアが報道している。しかし、米大統領選挙が絡んで、中国の犯行とやたら強調する米国と、ロシアの工作の方を重視する英国・カナダとの間には明確な温度差が見られる。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン